「Fedora Coreで作る 最強の自宅サーバー」サポートページ

このたびは弊社刊「Fedora Coreで作る 最強の自宅サーバー」をご購入いただき、誠にありがとうございます。
刊行後の検証の結果、以下の誤りが認められました。お詫びして訂正します。お手数ですが、次の通り差し替えてお読みください。また、補足情報も掲載していますので、併せてご活用いただければ幸いです。

●sendmail.cfの設定

p.157で編集しているのはsendmail.cfファイルそのものです。sendmail.cfファイルの264行目に該当箇所がありますので、その部分をp.158の通りに修正します。
その後は、この場合ではsendmail.cfファイルを直接編集していますので「sendmail.cfファイルの作成」部分は実行の必要ありません。p.159の「メールの転送機能を有効にする」以降の手順を行っていただけばメールサーバーが運用いただけます。

●インストールCDのチェック

本書付録CD-ROMを用いてFedora Core1のインストールが正常に行えなかった場合、ハードウェアの障害以外にCD-ROMに不良が原因であるケースが考えられます。Fedora Core1にはインストール用メディアのチェックを行う機能が付属していますので、お問い合わせいただく前に一度お試しいただくことをお勧めします。
本書付録のFedora Core1のインストールCDは、弊社刊「すぐにできる!Linux Fedora Core対応」と同等のものを収録しています。こちらのサポートページでインストールCDのチェック方法を紹介していますので、ご参照ください。
インストール・ディスクのチェック

●DNSサーバーの中継機能がないブロードバンド・ルーターをご使用の場合

本書ではブロードバンド・ルーターにDNSサーバー(ネームサーバー)の中継機能があることが前提で解説を行っています。これはほとんどのブロードバンド・ルーターにその機能が実装されているからですが、もしお手元のルーターにその機能が無い場合は、ダイナミックDNSを利用したメールの送受信が上手くいかない可能性があります。その場合は、以下のように設定します。

1. rootでログインしなおし、/etc/resolv.confファイルをGNOMEテキストエディタ(gedit)で開きます。

2.「nameserver」の後にプロバイダで指定されたDNSサーバーのIPアドレス(不明な場合は契約プロバイダに御確認ください)を記入します。
例えば、DNSサーバーのIPアドレスが「110.10.110.10」だとすると

nameserver 110.10.110.10
のように入力します。
#繰り返しますが、必ず「110.10.110.10」の部分は、
#プロバイダ指定のDNSサーバーのIPアドレスを入力してください。
#110.10.110.10はあくまで参考例です。

3. 編集を保存し、GNOMEテキストエディタを終了します。

4. 「メイン」メニューから「システム設定」→「サーバ設定」→「サービス」を選択し、「サービスの設定」を起動します。

5. 「network」の項目をクリックして選択し(このとき誤ってチェックを外さないようにしてください)「再起動」ボタンをクリックします。

以上で設定が完了しました。