最強の自宅サーバー 補足情報

● POP3サーバーについて

Fedora Core2ではPOP3サーバーにCyrus-imapdやdovecotを利用することも可能です。特にdovecotは簡単に利用することができます。ここではdovecotの利用方法を説明いたします。

設定作業は管理者権限(root)でログインして行うことを想定します。

1.パッケージがインストールされているか確かめます。デスクトップ上で右クリックして[端末を開く]を選択します。

2.「rpm -q dovecot」と入力して[Enter]キーを押します。「dovecot-0.99.10-4-4」のようにパッケージ名が表示されればdovecotがインストールされています。

メモ dovecotがインストールされていない場合

dovecotがインストールされていない場合は,パッケージをインストールする必要があります。手順2の続きで「yum install dovecot」と入力して[Enter]キーを押します。

途中,インストールして良いか聞かれるので「y」と入力して[Enter]キーを押します。

しばらくすると「Transaction(s) Complete」と表示してインストールが完了します。

3.メニューを押して[アクセサリ]-[GNOMEテキスト・エディタ]を選択します。

4.GNOMEエディタが起動したらメニューから[ファイル]-[場所を開く]を選択します。

5.「場所を開く」ウィンドウが開いたら「/etc/dovecot.conf」と入力して「開く」ボタンをクリックします。

6.14行目の「Protocols」項目を以下のように変更します。

# protocols = imap imaps
     ↓変更
protocols = imap imaps pop3 pop3s

7. 変更が完了したらツール・バー上の[保存]をクリックして,画面右上の[x]をクリックします。

9.メニューを押して[システム設定]-[サーバー設定]-[サービス]を選択します。

10.リストから「dovecot」を探し出し,チェック・ボックスにチェックします。

11.ツール・バーにある「保存」ボタンをクリックしてから「開始」ボタンをクリックします。

11.「dovecot start successful」と表示されればdovecotが正常に起動しました。

注意! サービスが起動できない場合

dovecotのサービスを開始しようとすると「dovecot faild」などとエラーが表示された場合は,他のIMAPサーバーやPOPサーバーがすでに起動しており,dovecotが起動できないことを表しています。

この場合は,他のIMAPおよびPOPサーバーを停止してからdovecotを起動します。一覧から「cyrus-imapd」や「ipop3」,「imap」などを探し出し,チェック・ボックスのチェックを外します。

ツール・バー上の[停止]ボタンをクリックして,他のPOPサーバー,IMAPサーバーを停止します。

以降,手順10に戻り,再度dovecotを起動します。

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