Fedora Core3で作る
最強の自宅サーバー 補足情報

● Fedora Core3用のパッケージについて

fedora.usやdagサーバーにFedora Core3用のパッケージが公開される前にインストールした方で最新版のパッケージに変更したい場合は,以下のような手順でアップデート作業を行います。

設定作業は管理者権限(root)でログインして行うことを想定します。

1. 「アプリケーション・メニュー」から[アクセサリ]-[GNOMEテキスト・エディタ]を選択します。

2. GNOMEエディタが起動したらメニューから[ファイル]-[場所を開く]を選択します。

3. 「場所を開く」ウィンドウが開いたら「/etc/yum.repos.d/fedora-us.repo」と入力して「開く」ボタンをクリックします。

4. 以下のように設定を変更します。

[fedora-us-extras]
name=Fedora.us Extras Packages
baseurl=http://download.fedora.us/fedora/fedora/$releasever/$basearch/RPMS.extras/
enable=1
gpgcheck=0

5. 変更が完了したらツール・バー上の[保存]をクリックして,画面右上の[x]をクリックします。

6. 「アプリケーション・メニュー」から「システムツール」-「GNOME端末」を選択します。

7. パッケージをアップデートします。

yum update

8. しばらくするとインストールするか尋ねられるので,「y」と入力します。

9.「Complete!」と表示されればインストール完了です。

10. 「アプリケーション・メニュー」から[アクセサリ]-[GNOMEテキスト・エディタ]を選択します。

11. GNOMEエディタが起動したらメニューから[ファイル]-[場所を開く]を選択します。

12. 「場所を開く」ウィンドウが開いたら「/etc/amavisd.conf」と入力して「開く」ボタンをクリックします。

13. Clam AntiVirusとの連携設定をします。264〜267行目(行数が異なる場合があります)の先頭にある「#」を取り除き(すでに取り除かれている場合もあります),265行目の「clamd」を「clamd.sock」に変更します。

# ['ClamAV-clamd',
# ¥&ask_daemon, ["CONTSCAN {}¥n", "/var/run/clamav/clamd"],
# qr/¥bOK$/, qr/¥bFOUND$/,
# qr/^.*?: ( ?!Infected Archive)(.*) FOUND$/ ],
     ↓変更
['ClamAV-clamd',
¥&ask_daemon, ["CONTSCAN {}¥n", "/var/run/clamav/clamd.sock"],
qr/¥bOK$/, qr/¥bFOUND$/,
qr/^.*?: ( ?!Infected Archive)(.*) FOUND$/ ],

14. 以上でAMaViSdの再設定は終了です。ツール・バー上の[保存]をクリックします。

15. 次にClam AntiVirusの設定を行います。「場所を開く」ウィンドウが開いたら「/etc/clamd.conf」と入力して「開く」ボタンをクリックします。

16. 65行目の先頭にある「#」を取り除きます。

#LocalSocket /var/run/clamav/clamd.sock
     ↓変更
LocalSocket /var/run/clamav/clamd.sock

17. 80行目の先頭に「#」を付けます。

TCPSocket 3310
     ↓変更
#TCPSocket 3310

18. 144行目を変更します。

User clamav
     ↓変更
User amavis

19. 以上でClam AntiVirusの設定ファイルの変更は完了です。ツール・バー上の[保存]をクリックして,画面右上の[x]をクリックします。

20. 「アプリケーション・メニュー」から「システム設定」-「サーバー設定」-「サービス」を選択します。

21. リストから「clamd」を選択し,「開始」ボタンをクリックします。

22. リストから「amavisd」を選択し,「再起動」ボタンをクリックします。

23. GNOMEエディタが起動したらメニューから[ファイル]-[場所を開く]を選択します。

24. 「場所を開く」ウィンドウが開いたら「/」と入力して「開く」ボタンをクリックします。

25. 「/usr/sbin/clamd」を設定から削除します。

touch /var/lock/subsys/local
/usr/sbin/clamd
     ↓変更
touch /var/lock/subsys/local

26. 変更が完了したらツール・バー上の[保存]をクリックして,画面右上の[x]をクリックします。

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