Fedora Core5で作る
最強の自宅サーバー 補足情報

● ftpサーバーに接続できない場合

FTPサーバーの設定を行い、p.187のテストを行った際、うまくftpコマンドで接続できない場合があります。これはSELinuxが有効になっているため起きる現象です。SELinuxを無効にするか、以下に紹介する方法でユーザーのホームディレクトリ以下の書き込みを許可する設定を行うことで、ftpでの接続が可能になります。

1. 「デスクトップ」メニューから「管理」−「セキュリティレベルとファイアーウォールの設定」を選択し、「セキュリティレベルの設定」ツールを起動します(p.190で紹介するツール)。一般ユーザーでログインしている場合は、ここでrootパスワードの入力を求められるので間違えないように入力してください。


2. 「SELinux」タブをクリックし、「SElinuxポリシー修正」の三角ボタンをクリックします。


3. 「FTP」の項目の三角ボタンをクリックすると、設定項目が表示されます。その中の「ユーザーホームディレクトリ中のファイルをftpが読み書きすることを許可する」にチェックを入れます。


4. 「OK」ボタンをクリックすると「警告」ダイアログが表示されるので「はい」ボタンをクリックすると設定完了です。


もし設定が反映されていなければ、念のためシステムを再起動してください。

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