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オートミール・スタウト
Oatmeal Stout
[ポーターIドライスタウトIインペリアルスタウト]
  • サミュエル・スミス・オートミール・スタウト(英)★★
  • ヤング・オートミール・スタウト(英)★
  • 蝦夷麦酒・ひぐま濃い麦酒
    [ローグ・シェークスピア・スタウト]
    (米・日)★★
  • チョコ ベア ビア(米・日)★

  • ドライ・スタウトがアイリッシュ・タイプのスタウトなら、イングリッシュ・タイプのスタウトはスウィート・スタウトで、その名の通り、甘みが付加されているものを指す。
    オートミール・スタウトはそのスウィート・スタウトの一種で、原料としてオート麦を加えたもの。一時は全く廃れていたが、`80年代に入って、イギリス・ヨークシャーのサミュエル・スミス醸造所によって復活させられ、現在はアメリカのマイクロ・ブルワリーでも造られている。
    スウィート・スタウトにはほかに、ミルク・スタウトなどがある。

    【イングランド】

    ★★超おすすめ★★

    サミュエル・スミス・オートミール・スタウト
    Samuel Smith's Oatmeal Stout

    ポーターのページでも紹介した、イングランド、ヨークシャーのサミュエル・スミス醸造所が`80年代初頭に醸造を開始したビール。
    このスタイル=オートミール・スタウトを現代に復活させた画期的ビールだが、これを醸造することになったのは、アメリカの輸入業者マーチャント・デュ・ヴァンに依頼・説得されてのことだという。

    <テイスティング結果>
    かすかに甘い香り、桃のようなフルーツのアロマがする。やわらかでまろやかな甘みの中に、ほのかに苦みが感じられる。ボディは重いが、アルコール度数はそれほど高くはない。


    ★おすすめ★

    ヤング・オートミール・スタウト
    Young's Oatmeal Stout

    醸造元は、ロンドンに2つあるインディペンデントの醸造所のひとつ、ヤング(もうひとつは、フラー)。
    この醸造所のマスコットは羊で、ラベルに羊の絵が描かれている。

    <テイスティング結果>
    熟したフルーツの香りが感じられる。やわらかな甘みが味わえ、その中にかすかな苦みがある。サミュエル・スミスのオートミール・スタウトよりはボディが軽く、のどごしもスムーズ。

    
    
    【アメリカ】

    ★★超おすすめ★★

    蝦夷麦酒・ひぐま濃い麦酒
    [ローグ・シェークスピア・スタウト]
    Rogue Shakespeare Stout

    札幌・すすきののはずれにある、世界のビールが飲める店「麦酒停」のアメリカ人オーナー、フレッド・カウフマン氏が輸入しているビール。アメリカ・オレゴン州のマイクロ・ブルワリー、ローグの「シェークスピア・スタウト」の名前を換えて販売しているもの。カウフマン氏はローグのビールをほかにも数種類輸入しており、それぞれ北海道にちなんだ名前が付けられている。いずれのビールも濾過はされていない。

    <テイスティング・ノート>
    クリーミーな泡。ホップがよく効き、グレープフルーツを思わせるさわやかなアロマがする。モルトのフレーバーも感じられる。まろやかな甘みとおだやかな苦みがバランスを保っている。


    ★おすすめ★

    チョコ ベア ビア
    Chocolate Bear Beer

    「ひぐま濃い麦酒」同様、札幌のフレッド・カウフマン氏が、アメリカのローグ・ブルワリーから輸入したビール。バレンタイン・デーを意識してつくられたもので、かわいらしい熊とハートマークの絵柄入りのびんが恥ずかしい。
    「ひぐま濃い麦酒」のオリジナルであるRogue Shakespeare Stoutに、醸造工程でチョコレート(の粉末?)を加えたものだという。

    <テイスティング・ノート>
    色はどす黒く、泡の色も相当に濃い。さわやかなホップのアロマがよく効いており、後からチョコレートのアロマも感じられる。ロースティーな苦みはかなり強く、後味に残る。ボディは重い。


    [ポーターIドライスタウトIインペリアルスタウト]
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