「やりたいこと」からパッと引けるGoogleアナリティクス4 設定・分析のすべてがわかる本
著者:小川 卓(Google Analytics 4 ガイド)
- ・定価
- 2,970円(本体:2,700円+税10%)
- ・発売日
- 2022/10/20
- ・ISBN
- 978-4-8007-1308-7
- ・仕様
- B5変形・528ページ・2色
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ウェブ解析の第一人者が徹底解説します。
Google Analytics 4(GA4)が2020年10月にリリースされてから2年が経ちました。しかし多くの方がまだGA4を利用せずに、以前のGoogle Analyticsを利用されているのではないでしょうか? 今までのGAと比較して、GA4は画面や機能も大きく変わりました。
「GAが使えるし、こちらでレポート作成しているからGA4はまだ導入しなくてもいいや」「導入してみたけど使い方がわからないのでGAを使い続けている」といった声もよく聞きます。しかし、本書を手に取った方であればご存知かもしれませんが、GAに関しては2023年6月末に計測が停止してしまいます。そのため、今後もウェブサイトのデータを見たい場合はGA4を導入して利用するか、別の解析ツールの導入を検討する必要があります。
本書はGA4の実装や設定、レポートの使い方や分析法方法、他のツールとの連携方法について詳しく解説しています。GA4の書籍として長く利用いただくために、GAからの移行方法などは本書ではあえて言及していません(言及すると1年後には全て無駄な情報になってしまうため)。
筆者自身は、GAがリリースされた年(2006年)からずっとGAを利用しています。その私がGA4に関して感じることは、「正しい方向に進もうとしているが、理解し直す部分が多い」ということです。アクセス解析ツールとしてサイトに訪れた人の情報を計測するという意味では同じです。しかし、その計測方法や思想が大きく違います。
セミナーなどでお話しているのですが、GAとGA4の違いはWindowsとMacの違い、iPhoneとAndroidの違いに似ています。つまり目的は一緒なのですが、そのアプローチ方法が違うということです。今回GAが計測終了するために、イメージとしては全員がWindowsからMacに強制移行するといったものになります。同じ事をしようとしても、その操作方法に最初は戸惑うでしょう。しかし、移行先の考え方を理解できれば、慣れてきますし、たくさんのメリットも得られます。
ぜひ本書を通じて、GA4に操作方法を学ぶだけではなく、GA4の考え方や仕様を理解し、サイトの現状把握や分析、改善に役立ててください。本書が出てからGA4に追加されるレポートや機能もあるでしょう(本書発売前にも出ているかもしれませんが…)。ただ基本的な考え方は変わりませんし、今後機会があれば本書もアップデートしてまいります。
また私が個人で運営している「GA4ガイド」(https://www.ga4.guide/)でも最新の情報を発信していますので、ぜひ併せてご利用ください。
(本書「はじめに」より)
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